雇用調整助成金ガイド2026

最終更新: 2026年3月22日

雇用調整助成金雇用維持休業2026年

この記事でわかること:雇用調整助成金の2026年度版を解説。景気の変動や産業構造の変化で事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、従業員の雇用を維持するために休業・教育訓練・出向を行った場合の助成制度です。

1. 雇用調整助成金とは

経済上の理由で事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労使間の協定に基づき雇用調整(休業・教育訓練・出向)を実施した場合に、休業手当や賃金等の一部を助成する制度です。厚生労働省が所管し、ハローワークを通じて申請します。

2. 助成内容

区分助成率(中小企業)助成率(大企業)上限額
休業2/31/28,490円/人日
教育訓練2/3+訓練加算1,200円1/2+訓練加算1,200円8,490円+加算/人日
出向2/31/28,490円/人日

3. 申請要件

主な要件:

1. 雇用保険適用事業主であること
2. 売上高または生産量が直近3ヶ月で前年同期比10%以上減少
3. 雇用量が一定以上増加していないこと
4. 過去に受給した場合は前回の対象期間満了後1年以上経過
5. 労使協定を締結していること

4. 対象となる雇用調整

種類内容留意点
休業所定労働日に従業員を休業させる休業手当(平均賃金の60%以上)の支払いが必要
教育訓練休業中に職業能力開発の訓練を実施通常業務と異なる訓練であること
出向他の事業主に一定期間出向させる3ヶ月以上1年以内の出向期間

5. 申請の流れ

ステップ内容時期
1. 労使協定の締結休業の実施について労使間で協定休業実施前
2. 計画届の提出ハローワークへ休業等実施計画を提出休業初日の前日まで
3. 休業等の実施計画に基づき休業を実施計画届提出後
4. 支給申請判定基礎期間ごとに申請各期間末日の翌日から2ヶ月以内

6. 支給限度日数

1年間で100日、3年間で150日が上限です。支給対象期間は1年間で、必要に応じて延長が可能です。

よくある質問

Q. 雇用調整助成金の助成率はどのくらいですか?

中小企業は2/3、大企業は1/2が基本の助成率です。解雇等を行わない場合、中小企業は9/10に引き上げられます。1人1日あたりの上限額は8,490円です。

Q. 売上が何%下がれば申請できますか?

直近3ヶ月の生産量または売上高が前年同期比10%以上減少していることが要件です。

Q. 教育訓練を行った場合の加算はありますか?

はい、休業ではなく教育訓練を実施した場合、1人1日あたり1,200円(中小企業)の訓練加算があります。