ものづくり補助金グリーン枠2026【脱炭素投資で最大4,000万円】
最終更新: 2026年3月23日
ものづくり補助金
グリーン枠
脱炭素
GX
この記事のポイント:ものづくり補助金グリーン枠は、温室効果ガスの削減に取り組む中小企業を手厚く支援する制度です。最大4,000万円・補助率2/3で、省エネ設備・再エネ設備・脱炭素関連の設備投資を支援します。通常枠より補助上限額が大幅に高いのが特徴です。
グリーン枠の3つの類型
| 類型 | 補助上限額 | 補助率 | 要件 |
| エントリー | 750万円〜1,250万円 | 2/3 | 炭素生産性の年率1%以上向上 |
| スタンダード | 1,000万円〜2,500万円 | 2/3 | SBT・再エネ100等の枠組みへの参加 |
| アドバンス | 2,000万円〜4,000万円 | 2/3 | SBT・再エネ100等の目標達成 |
炭素生産性とは
炭素生産性とは、温室効果ガス排出量1トンあたりの付加価値額を示す指標です。
炭素生産性 = 付加価値額 ÷ CO2排出量
エントリー類型では、この炭素生産性を年率1%以上向上させることが要件です。付加価値額を増やすか、CO2排出量を減らすか、またはその両方で達成できます。
対象となる設備投資の例
省エネ設備
- 高効率ボイラー・空調設備への更新
- LED照明への全面切替
- インバーター制御モーター・コンプレッサー
- 高効率変圧器
- 断熱材・遮熱材の導入
再生可能エネルギー
- 自家消費型太陽光発電設備
- 蓄電池システム
- バイオマスボイラー
脱炭素関連
- 電気式工業炉(燃焼炉からの転換)
- EV充電設備(社用車の電動化)
- CO2回収・利用設備
- 水素関連設備
申請に必要な追加書類
- 温室効果ガス排出量の算定書:現状のCO2排出量を算定
- 削減計画書:設備導入によるCO2削減量の見込み
- 炭素生産性の計算書:現状と計画の炭素生産性を比較
- GHGプロトコル等に基づく排出量レポート(スタンダード・アドバンスの場合)
グリーン枠で採択されるポイント
- CO2削減量を定量的に示す:「年間○トンのCO2を削減」と具体的な数値を記載
- 省エネ効果を金額で示す:「年間電気代○万円削減」で費用対効果をアピール
- 中長期の脱炭素ロードマップ:今回の投資を起点とした段階的な脱炭素計画
- サプライチェーン全体への波及:自社だけでなく取引先への好影響も記載
- 本業の成長との両立:脱炭素と事業成長が矛盾しないことを示す
よくある質問(FAQ)
Q. グリーン枠の補助上限額はいくらですか?
エントリー類型で最大1,250万円、スタンダード類型で最大2,500万円、アドバンス類型で最大4,000万円です。
Q. 温室効果ガス削減の具体的な要件は?
エントリーは炭素生産性の年率1%以上向上、スタンダードはSBT等の国際的枠組みへの参加、アドバンスはそれらの達成が要件です。
Q. 省エネ設備の更新だけでも申請できますか?
省エネ設備への更新は対象ですが、温室効果ガス削減効果を定量的に示す必要があります。エントリー類型であれば比較的申請しやすいです。
Q. SBTやRE100とは何ですか?
SBTはパリ協定に基づく科学的な温室効果ガス削減目標、RE100は事業活動の電力を100%再エネで賄うことを目指す国際イニシアティブです。
Q. 太陽光発電の設置費用は対象ですか?
自家消費型の太陽光発電設備は補助対象となり得ます。ただし売電目的の設置は対象外です。
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まとめ
ものづくり補助金グリーン枠は、最大4,000万円の大型補助を受けられる魅力的な制度です。脱炭素への取組はコスト削減・企業イメージ向上・取引先からの評価向上にもつながります。まずはエントリー類型から挑戦し、段階的に脱炭素経営を進めていきましょう。